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2010年4月24日土曜日

阿部和重 「ピストルズ」

先日、半分読んだところでtwitterに率直な感想
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プロ好みの妄想系作品で一般人には読めないものである
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と書いたら群像編集部さんがかなり気分を害されリムーブされてしまった、
(と勘違いしていたが、最初からフォローされていなかっただけのようです、失礼しました)
決して批判したわけではないのでその後の感想も聞いて欲しい。

ここ半年以内に出版された文学作品の中で最も注目されている作品であることは間違いない。

表紙タイトルの日本語表記「ピストルズ」は探さないとわからないくらい小さく書かれている。英語表記はpistolsではなくpistilsとなっている。つまりピストル=拳銃、pistils=おしべ、両者の意味が込められているのだろう。

モモ園、魔術師、ユートピア、コミューン、一子相伝・・・
これらの言葉が連なりゆったりと浮世離れしていく

全体としてやわらかで幻想的、植物的なファンタジー作品を見ている感じが続くため、読了数日たった今は、読書をしたというよりも絵画の残像しか残っていない。

作者自身もそう自負しているのだが、
いろいろな意味で、今回も虚構世界を愛する読者を幻滅させてくれた。


群像、文學界、新潮の各5月号にこの作品に関する対談や批評があるのでこれらを読み比べると楽しめる。特に、群像(講談社)での作者と蓮實重彦さんとの対談はかなり勉強になる。蓮實さんは作者がデビューした時から彼を高く評価していたように記憶しているが、作者が想定していなかった形式論まで展開し、一流作家の読みの深さを伺い知ることができる。文學界(文藝春秋)では斎藤環(精神科医)さんと対談し夢の話や作家的無意識について語っているのだが、かなり興味深い会話が暴露されてしまっている。

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いや、実は先日、鳩山由紀夫と裸で抱き合った夢を見たんです(笑)。
そしたら「群像」の担当編集者に、「阿部さん、権力と寝たわけですね」って言われて(笑)。
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??? 

こんなの載せちゃって大丈夫なんかな。

阿部正和というのは私のような凡人をはるかに超えた天才、貴人、奇人であることは間違いないようでございます。

ここだけの話、カバーを外してみたらユニークな表紙絵が出てきます。
個人的にはこういうおちゃめな写真は大好きです。
本屋さんでめくらないようにね。