別荘地化してゆく田舎に住む看護師の和夫は男だけの三世代暮らしである。
作品中ではすべて「看護士」と記述されているが「看護師」の誤記であろう、こんな些細なことを気にする自分がとても嫌になるので、やはり医療場面が出てくる作品は好きではない。
肺癌末期の入院患者マックを通じて生と死を見つめている。
冬の寒い朝、脳梗塞後の父が作った水車の上にはダイヤモンドダストをみる。
人を描いている作品、陳腐な表現は用いていない、情景に徐々を重ねる巧緻なクライマックス。
ダイヤモンドダスト (文春文庫)
毎日京都を縦断しながら、医療、政治、文学について無責任に呟いています。 毎晩、ワインを片手に文学賞、新人賞受賞作家の作品などを読んでます。