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2010年6月21日月曜日

マイケル・サンデル「これからの正義の話をしよう いまを生き延びるための哲学」

私は普段、本を読むときには付箋紙を準備しておく。気にいった記述や後ほど読み直す予定の場所にペタペタ貼ってゆく。そして読了後に付箋紙を貼った場所に戻って語彙を調べたり、お気に入りの描写や表現などを「読書ノート」に書き写すのだ。こうするのは、最初の通読時に細かいことに囚われずに一気に読み進みたいからだ。

この本は、最初の2章まで付箋紙を貼りながら進んでいたのだが、貼るべき個所が多くなりすぎたので通常の方法は止めた。1章ごとにメモをとることにした。哲学という専門外の領域で、私の基礎知識が乏しすぎたからだ。

正義という切り口で、先人たちの哲学を検証してゆく。現代政治との関連を中心に正義論が展開されているが、他の領域にも十分応用できるヒントが多い。私の今までの考え(直感)と大きく違う部分があった。幸福に関する考え方と愛国心の効用である。

ハーバードの学生ならこの講義と並行してベンザム、カント、アリストテレスらの原著を読み進めていくはずだ。そうできない私は、もうおっさんだ。

NHKで同講義をシリーズ放送していたらしい。最終回しか見られなかったのが残念。
これはとても良書です。