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2010年7月4日日曜日

小林 和之 『「おろかもの」の正義論』

サンデル先生の正義論を読んでいる頃、正義について、悪について、をテーマにしている本が相次いで出版された。政治のみならず身近なところで「どうしたらいいのか?」考えられない場面が多くなってきたのだろう。

本書は、(おそらく)正しいであろう正義論を筆者の信念に基づき書かれている。その理論的根拠や歴史的背景については、ほとんど記述されていないので学術的ではなく文芸的である。一般の方々に読みやすくしたためにそうなったと思われる。

細かなことは置いておき、信念に基づき書かれた書物というものは読んでいて気持ちがいい。筆者の人柄まで感じられる。この筆者は実直すぎるほどの良人だと思う。

「おろかもの」の正義論