本書は、(おそらく)正しいであろう正義論を筆者の信念に基づき書かれている。その理論的根拠や歴史的背景については、ほとんど記述されていないので学術的ではなく文芸的である。一般の方々に読みやすくしたためにそうなったと思われる。
細かなことは置いておき、信念に基づき書かれた書物というものは読んでいて気持ちがいい。筆者の人柄まで感じられる。この筆者は実直すぎるほどの良人だと思う。
「おろかもの」の正義論
毎日京都を縦断しながら、医療、政治、文学について無責任に呟いています。 毎晩、ワインを片手に文学賞、新人賞受賞作家の作品などを読んでます。