第116回(1996)芥川賞受賞作
著者の辻仁成さんはとてもお洒落な人なのだろう。芥川賞もらったり中山美穂さんと結婚したりしてカッコいいな、と痛いほどの羨望や嫉妬を受け続けているに違いない。だからフランスにお住まいなのだろう。
この作品が扱うテーマは暗く悲しいものである。しかし全体として清涼な空気すら感じられる。目に浮かんでくる光景が眩しい海であること、描写の温度が低いこともあるのではないのだろうか。
すごく私好みの作品です。
毎日京都を縦断しながら、医療、政治、文学について無責任に呟いています。 毎晩、ワインを片手に文学賞、新人賞受賞作家の作品などを読んでます。