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2010年9月28日火曜日

池澤夏樹「スティルライフ」

三田誠広 「僕って何」

1977年 芥川賞受賞作

2010年9月20日月曜日

モブ・ノリオ 「介護入門」

2004年 文學界新人賞受賞作
第131回 芥川賞受賞作

外岡秀俊 「北帰行」

昭和51年 文藝賞受賞作

2010年9月18日土曜日

樋口直哉 「さよならアメリカ」

第48回 群像新人賞受賞作


辻仁成 「サヨナライツカ」

一人の女性と出会い、結婚はしなかったが、生涯思い続ける。

男というものは、女性よりもそんなメルヘンチックな感情を抱きやすいのではなかろうか。
男のノスタルジーだ。


2010年9月16日木曜日

辻仁成 「白仏」

1999年仏・フェミナ賞外国文学賞を日本人初受賞

この人の文章は一文一文が意味深い。
壮大な時の中、一瞬の生において成しうることは何なのか。
見つめて考え抜いて書かれた作品なのだろう。

作者祖父を題材に作られたものらしいが、自分の祖父をここまで見つめることができるのは才能を越えたものであろう。

2010年9月11日土曜日

中島義道「私の嫌いな10の言葉」

カント研究学者のエッセイ本?でかなりおもしろい。

同僚でこのような思考をする人がいたらおもしろいだろうな、と思う。
しかし、何かを共同でするとなると、はかなり鬱陶しいことになるかも知れない。

某塾の国語の読解文に同書からの引用があった、と息子に教えられた。
本書をかなり気にいった塾の先生がいたのだろう。

2010年9月10日金曜日

夏目漱石「こころ」

この作品も中学生の時に読んだので大まかなストーリーは記憶していた。
三十年近く経って再読すると、記憶の中に作られていた世界とは全く違う世界が作られていくのがよくわかる。
年齢に相応な読み方があるのであろう。

海辺でであった博識ある先生との関係がよくわからない。
もしかして同性愛?とさえ思えてくるのは下衆の勘ぐりなのだろうか。

2010年9月8日水曜日

中島義道「悪について」

最近、正義と悪に関する本がはやっているようである。
社会の変わり目で混沌とした世にあっては、何が「正しい」ことなのか、どう生きるべきなのかといった哲学的なものを求めたくなるのであろう。

しかし、冷静に思い起こしてみると、もともと、タイトルに「正義」とか「悪」と銘打っていなくても、小説というものは、その種の本質的な部分に行きつくものが多かった。それらを敢えてタイトルにもってきているだけのことなのか。

本書はカントの正義論をわかりやすく解説されたものである。世間の一般常識なるものに照らし合わせれば、かなりの変わり者であろう作者の思考根拠がなんとなく理解できる。難解なカントの著作にも手を出してみようか・・という気持ちになった。

本書とは関係ないが、大方の哲学者というのは、「哲学者」学者なのか?

2010年9月4日土曜日

横田創「(世界記録)」

第43回(2000年)群像新人賞受賞作

かなり斬新な思想形式で語られているため、誰しも「こんなのありか」と驚くに違いない。
通常の小説を期待して手に取った普通の読者には理解不能かもしれない。

プロ好みな作品だと思う。

2010年9月3日金曜日

清原康正「小説を書きたい人本」

初心者のための入門書としては最適だと思う。
そして「そろそろ書いてみよう」という気になる入門書だ。
その後の現実は、なかなか厳しいのだが。

2010年9月1日水曜日

芥川龍之介 「羅生門・鼻」

小学生の頃、芥川龍之介の本を何冊か読んだ。ストーリーやイメージを何となく覚えているから、本当に読んだのであろう。今読み返してみると、このような格式高い文体をよく読めたな、と思う。

文体、描写、内容どれをとっても完成された作品であることは言うまでもない。時を経て再読すると、その年齢にふさわしい驚きや教訓を与えてくれる作品だ。